こんな悩みの方におすすめ
「新幹線ってどんなきっぷがいるの?」「自分の車両や座席がわかんねえや!」、このような悩みが解決できる記事になっています。
高校3年生のころから新幹線を使った旅行をしてきました。
実際、きっぷは窓口に行かずネット予約や券売機を使って購入しています。
この記事を読めば、必要なきっぷの種類や買い方が分かり、窓口に並ばなくても券売機できっぷを購入できるようになります。
記事前半では新幹線を乗るときに必要なきっぷの種類を、後半では買い方やきっぷに書かれた内容の見方を解説していきます。

新幹線に必要なきっぷ

新幹線に乗るためには、乗車券と新幹線特急券の2つが必要です。
新幹線特急券には自由席特急券と指定席特急券の2種類があります。

乗車券
乗車券は電車に乗るために必要です。
普段乗っている電車も「乗車券」を買って乗っています。
新幹線特急券
目的地に早く着くためのきっぷが新幹線特急券です。
例えるなら、軽トラックのエンジンを新しくして、スピードアップさせるとします。
エンジンを新しくするための料金が、ここでいう新幹線特急券の代金になります。
新幹線特急券には自由席特急券と指定席特急券の2つがあります。
乗車券だけだは新幹線には乗れないんだね?
その通り。目的地までほかの電車よりも早く行く分、新幹線特急券という追加料金を払わないといけませんよ。
新幹線自由席特急券
新幹線の自由席に乗るための新幹線特急券です。
乗る列車や座席は指定されていません。
座席に座らず、通路に立っているだけでも絶対に必要です。
お金をかけたくないときや近距離を乗るときに自由席はおすすめです!
自由席には、始発駅から乗ったり座席数の多い車両に乗ることで座れる確率をあげることができます。
自由席に座れる確率をあげる方法はこちらの記事で紹介しています。
新幹線指定席特急券
新幹線の指定席に乗るための新幹線特急券です。指定席特急券には、乗車する列車や指定席の場所が書いてあります。
夏休みなどの混雑時期や途中駅から乗るとき、絶対に座りたいときにおすすめです!
自由席のメリットとデメリット
デメリット
座席に座れる保証がない
自由席は、座席が確保されていないため早い者勝ちです。
途中駅から乗ると窓際が満席だったり、自由席すべてが満席ということもあります。
座れなくても返金されない
座席に座れなくても返金されません。
そのため目的地までずっと立っていたといっても自由席の料金は支払わないといけません。
全席指定席の新幹線には乗れない
お盆休みや年末年始などの繁忙期には、普段自由席がある新幹線も全席指定席になることがあります。
こうなると、自由席で乗れる新幹線の選択肢が狭くなってしまい、旅行の計画に制約が出てきます。
メリット
有効期間内であれば目的地へ向かうどの新幹線も乗れる
有効期間内なら目的地に向かう℃の新幹線にも乗ることができます。
さらに途中で下りても改札を出なければ、引き続き新幹線の自由席を使って旅行を続けられます。
乗り遅れるリスクがない
乗る新幹線が指定されていないため、乗り遅れそのものが存在しません。
時間に縛られずいつでも自由に乗ることができます。
ただし、有効期間内に使わなければ無効になり返金されません。
安い
自由席は新幹線特急料金の中で一番安いきっぷです。
特に、東海道新幹線では、最速の「のぞみ」や停車駅の多い「ひかり」、「こだま」と自由席料金は共通しています。
一番安く、一番早く目的地へ行くこともできるのです。

指定席のメリットとデメリット
デメリット
乗り遅れたら買いなおし
列車とその座席が指定されているので、乗り遅れるとすべてが無効となります。
もう一度買いなおして指定席を購入するか、自由席を利用して新幹線に乗ることになります。
自由席より値段が高い
区間により差額が違いますが、自由席よりも値段が高いです。
これは切符を手動で売っていたころの手数料の名残なんですよ。
メリット
必ず座れる
座席が確保されているので必ず座れます。
自由席のように座席を確保するため出発の20分前とかに駅へ行かなくても座席に座ることができて、旅行も時間いっぱい楽しむことができます。
グループでまとまった座席を確保できる
お互いに近い座席を選ぶことができます。
自由席は、並んだりまとまって座れない可能性もありますが、指定席は購入時に座席を指定しておけば絶対にまとまった座席を利用することができます。

きっぷの見方
乗車券と新幹線特急券を分けてみていきます。
乗車券
乗車券は最初に説明した通り、列車に乗るためのものであり、これだけでは新幹線には乗れません。

新幹線特急券(自由席)
つぎに、乗車券と新幹線の自由席特急券が1枚になったものから見ていきます。
自由席特急券の特徴は、座席は確保されていませんが、有効期限内であれば目的地へ行くどの新幹線の自由席も使うことができます。
つまり、乗る列車は指定されていないということです。

自由席の表記は駅の電光掲示板、車両の側面にも表示されています。

座席は空いているところを使えば大丈夫です。車内の座席には座席番号が書いてありますが、これは指定席の車両になった時に使うものなので無視してください。
新幹線特急券(指定席)
乗車券と新幹線の指定席特急券が1枚になったものを見ていきます。
自由席と違うところは、きっぷにあなたが乗る列車と号車、座席番号が書かれています。書かれた電車に乗り遅れるときっぷは使えなくなるということです。


号車表記は列車のドア付近に表示されています。座席番号は窓の上か荷物棚に表記されています。

きっぷを買う場所
初めて新幹線のきっぷを買う方は以下の場所で購入するのが安心です。
- 指定席券売機
- みどりの窓口
が主な購入場所です。
指定席券売機
この券売機は新幹線や特急列車など、遠くに行くためのきっぷや特急券を発売しています。
乗る新幹線が決まっている場合は、「乗換案内から購入」ボタンで操作するとわかりやすいです。

みどりの窓口で購入
申込用紙を係員に渡せば予約から購入まですべてやってくれます。機械操作が不安な人でも安心してきっぷが購入できます。

現在ではネットで購入して、券売機で発券するという方法もあります。その方法が
- えきねっと
- e5489
- スマートEX・エクスプレス会員
の3種類です。
ネット購入のきっぷの受け取り方法
ここでは、すでに新幹線を利用したことがあり、もっと楽に窓口に行かずにきっぷを買う方法を紹介しています。
えきねっと・e5489
えきねっとはJR東日本のインターネット予約、e5489はJR西日本のインターネット予約サービスです。
どちらも購入後受け取り用のQRコードがメールで送られてきます。券売機にある読み取り機にかざせばきっぷを発見できます。
スマートEX・エクスプレス会員
スマートEX会員、エクスプレス会員はJR西日本のインタネット予約サービスです。
新幹線のきっぷの情報を交通系ICカード(PASMOやSuica)に登録することで、きっぷを発見せずに新幹線に乗ることができます。
ICカードに登録しない場合、新幹線のきっぷを発券する必要があります。
その時は「受け取り用のQRコード」と「パスワード」が必要です。
実際に私も東海道新幹線を利用するときはスマートEXを使って、5000円ほどお得に購入できました。
詳しくは、こちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

東京駅から乗る新幹線の見分け方

きっぷが買えたら、自分が乗る新幹線のりばを探しましょう。
まず東京駅からは東北方面に行く新幹線と大阪方面に行く新幹線の2つにざっくりと分かれます。
東北方面に行く新幹線は緑色、大阪方面に行く新幹線は青色の新幹線のイラストで案内されています。
※金沢・新潟方面へ行く新幹線も「緑色」の看板で案内されます。

また改札口も色分けされ、入り口もわかりやすくなっています。


新幹線の改札口の通り方はこちらの記事で紹介しています。
指定された車両の探し方
自分が乗る新幹線の改札を入ったら、電光掲示板で自分が乗る列車が何番線から出るかを探しましょう。

次に、目的のホーム(番線)へ行きます。
ホームには新幹線のドアがある位置に電光掲示板がぶら下がっており、「ここのドアは○○号の新幹線の何号車ですよ」ということを表示しています。

この電光掲示板ですが、横にも「何号車」と表示されるので、ほかの号車の位置も遠くからすぐ分かるようになっています。
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さらに足元にも、「何号車の乗り場」を示したシールが貼ってあります。

まとめ
新幹線に必要なものは
- 乗車券
- 新幹線特急券
この2つです。
きっぷにはあなたが乗る列車と座席が記載してあります。きっぷをよく見て新幹線を利用してください。
このブログでは旅を計画する上でのコツやおすすめの持ち物、移動手段の選び方などを紹介しておりますので合わせてご覧いただき、オリジナルの旅行を作ってみてください。