旅のコツ

【画像付きで解説】寝台列車サンライズに乗る方法

旅行したいけど時間がない!でも寝台特急を使えば寝ている間に目的地まで行くことができます。

寝台特急のチケットを窓口に行かずに買う方法や実際にどのくらい時間を有効に利用できるのかをお伝えしていきます。
※「名探偵に会いに行く」でも寝台特急を利用しました。

寝台特急ってどんなもの

簡単に言えば寝ている間に目的地まで連れて行ってくれる走るホテルみたいなものです。

現在日本では東京と高松を結ぶ「サンライズ瀬戸」、東京と出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」が一日一往復運転されています。

金曜日に出発、土曜日の朝に目的地に着き、そして夕方に旅先を出発すれば日曜日の朝には家に着くことができます。休みを取らなくても旅行に行けてしまいます!

寝台特急の切符の買う方法は?

JR西日本の5489サービスをおすすめします。乗車1か月前の午前10時からネットできっぷを予約することができ、駅にある券売機で引き換える方法です。みどりの窓口でも買えますが混雑するため私はネット予約サービスをおすすめします。

5489サービスの手順

。予約の仕方をひとつずつ解説していきます。

ここで予約した切符の受け取りはみどりの窓口または指定席券売機で、「5489」の表記があればできます。

次の画像はJR東日本の指定席券売機の画面のです。画面の上から3番目の「インターネット予約の受け取り」ボタンで受け取りができます。

すでにクレジットカードで支払っている場合、きっぷの受け取り時には「支払いに使ったクレジットカード」が必要です。

券売機にクレジットカードを挿入し、予約時に登録した電話番号下4桁を入力します。発券したい内容を選択し、確認を押して発券完了です。

値段

寝台特急を利用するには、乗車券、特急券、寝台券の3種類の代金が必要です。ここでは寝台料金を表記しています。

寝台の種類寝台料金
ノビノビ座席0円
ソロ6,600円
シングル7,700円
シングルツイン9,600円
サンライズツイン7,700円
シングルデラックス13,980円
これらに加えて乗車券代と特急券代が必要です。

特急料金はノビノビ座席の場合「指定席の特急料金3,830円」、その他の寝台を利用するときは「自由席特急料金3,300円」となります。

寝台特急の設備はどんなものがあるの?

トイレ、洗面台、シャワーをはじめ小さなラウンジに自動販売機、1人用、2人用個室があります。

また寝台特急は乗車券、特急券、寝台券が必要ですが、寝台券なしで乗れる「ノビノビ座席」というものもあります。一つずつ見ていきましょう。

シャワー

シャワーカード330円を購入し、写真右の機械にカードを差し込みます。お湯が出る時間は約6分間、お湯を止めればシャワールームのタイマーも停止します。

なおシャワーカードはサンライズ瀬戸、サンライズ出雲合わせて40枚ほどの発売です。

※最近ではすぐに売り切れになるようなので自宅でシャワーを浴びるか、汗拭きシートを持参したほうがよいです。

ノビノビ座席

カーペットが敷かれたような床が2段になっており、枕木方向に一人一人のスペースが区切られています。

窓側には小さな間仕切りがあり、隣の人の顔は見えないように配慮されています。乗車券と指定席特急券が必要です。

ソロ

一人用個室です。「シングル」に似ていますがシングルよりも狭いです。個室で最も安く利用することができます。乗車券、特急券、寝台券が必要です。

シングル

「ソロ」よりも広い一人用個室です。紙コップにゴミ袋、寝間着がついています。乗車券、特急券、寝台券が必要です。(散らかっていてすみません。小物を置けるテーブルもあります)

シングルツイン

上下にベッドが一段ずつあり、1人でも二人でも利用できます。サンライズ瀬戸、サンライズ出雲の2部屋ずつあり、喫煙、禁煙の分かれています。

部屋の数が少ないので予約するのがとても難しい部屋です。乗車券、特急券、寝台券が必要です。

サンライズツイン

2人用個室です。「シングルツイン」とは違ってベッドが横に二つ並んでいます。サンライズ瀬戸、サンライズ出雲に8部屋ずつあります。乗車券、特急券、寝台券が必要です。

シングルデラックス

サンライズの中で一番豪華な部屋です。一人用個室で机とベッド、洗面台、さらにはシャワーカードや石鹼などのアメニティが付いてきます。

通常シャワーカードは300円で社内の専用自動販売機で発売されていますが、この部屋はわざわざ買う必要はなくカードの売り切れを心配する必要もありません。乗車券、特急券、寝台券が必要です。


ノビノビ座席を除くすべての部屋には電子キーがついておりセキリュティ対策もばっちりです。

深夜に移動できるものはほかに何があるの?

現在では夜行バスが主です。昔は寝台特急がもっと走っていたのですが・・。サンライズと同じ目的地へ行くバスの時刻や値段、所要時間です。

出発地
出発時刻
目的地
到着時刻
運賃会社東京からの
所要時間
東京駅八重洲南口
20時40分
高松駅
7時45分
6,900円から西東京バス・四国高速バス11時間5分
バスターミナル東京八重洲
20時45分
高松駅
8時22分
7,920円から琴平バス11時間37分
東京駅八重洲口
20時20分
出雲市駅
8時17分
9,300円から中国JRバス11時間57分
東京駅鍜治橋駐車場
19時10分
岡山駅西口
5時00分
4,900円から武井観光9時間50分
東京駅鍜治橋駐車場
21時00分
岡山駅西口
6時35分
4,800円からオー・ティー・ビー9時間35分
バスターミナル東京八重洲
20時40分
岡山駅西口
6時25分
4,800円からオー・ティー・ビー9時間45分
バスターミナル東京八重洲
21時00分
岡山駅西口
6時30分
7,200円からジャムジャムエクスプレス9時間30分
バスターミナル東京八重洲
21時00分
倉敷駅
7時10分
6,700円からジャムジャムエクスプレス10時間10分
※2024年5月、「バス比較ナビ」を参考にした情報です。
サンライズ瀬戸サンライズ出雲東京からの最安値
乗車券と特急券
東京からの
所要時間
東京21時50分21時50分
横浜22時14分22時14分24分
岡山6時27分6時27分14,300円8時間37分
高松7時27分15,480円9時間37分
倉敷6時46分14,500円8時間56分
出雲市9時58分16,040円12時間08分
上記の金額はノビノビ座席を利用した時の金額です。(2024年2月現在)

メリット・デメリット

個人的に感じる寝台特急と夜行バスのメリット・デメリットです

寝台特急のメリット
・眠りながら移動できる
・シャワーが浴びられる
・自由に移動できる
・プライベート空間が保たれている
・セキュリティ万全
・個室内は完全に暗くできる

寝台特急のデメリット
・値段が高い
・揺れる
・自然災害などで運休する
・シャワーを浴びられる人に制限がある
・人気なので切符が取りにくい

夜行バスのメリット
・安い
・会社によっては席が一つずつ独立していたり個室になっている
・本数が寝台特急よりも多い
・途中で降りられる

夜行バスのデメリット
・完全に消灯されない
・シャワーがない
・トイレへ行くにも気を遣う
・セキュリティ面が心配
・隣にだれか来る
・完全に横になれない
・揺れる
・長時間同じ姿勢でいる

まとめ

寝台特急と夜行バス、私は走行中も自由に歩ける寝台列車をおすすめします!

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併せてご覧いただき、自分だけのオリジナル旅行をしてみてください。

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