こんな悩みを解決して、もっと飛行機がお得に使える記事になっています。
自家用車を持たずに、日本各地を公共交通のみで旅行しています。また旅行好きが高じて国内旅行業務取扱管理者資格を取得しました。
この記事で紹介する方法を使えば、一緒にマイル割をもっとお得に利用することができ、直前に予約しても取っても経済的な旅行になりますよ。
記事前半では一緒にマイル割をもっとお得に使うための裏ワザを、後半では飛行機をお得に使う別の方法を紹介しています。

いっしょにマイル割の裏ワザ
搭乗直前に予約したり、ゴールデンウィークや夏休みなどのハイシーズンに予約します。
- 搭乗直前の予約
- ハイシーズンの予約
そうするといっしょにマイル割をよりお得に利用することができます。
いっしょにマイル割は利用する人の運賃が均一だからです。
特に直前予約やハイシーズン(繁忙期)には通常に比べて高い運賃が設定されています。
均一運賃だとその影響を受けないのでお得に利用することができます。
通常購入といっしょにマイル割の運賃比較
ここでは通常通り航空券を購入したときと、いっしょにマイル割を使って購入した時の運賃を比較していきます。
比較する条件は以下の3つです。
例1:3/1に3/2の羽田から千歳の航空券を購入(直前の購入)
まず前日割引のバリュー1という商品で買った場合、2人の往復は163,120円です。いっしょにマイル割を2人で使った場合、1人は10,000マイル、もう一人は片道均一運賃の2倍である往復38,600円になります。
この時の1マイル当たりの価値は1人で往復する運賃81,560円を10,000で割ることで約8.1円。ということで10000×8.1+38600で119,600円です。
- 購入時期:搭乗前日
- 購入商品:バリュー1
- バリュー1の1人分往復運賃:81,560円
- 代表者の必要マイル:10,000マイル
- 同行者の往復運賃:38,600円
直前購入では4万円ほど安く購入できます。
2人分の往復 | 必要マイル数 | 1マイル当たりの価値 | 合計費用 | |
通常購入 | 163,120円 | 0 | 0 | 163,120円 |
いっしょにマイル割 | 38,600円 | 10,000 | 約8.1円 | 119,600円 |
例3:3/1に8/20の羽田から千歳の航空券を購入した時(ハイシーズンの購入)
同区間を8/20のハイシーズン(繁忙期)の航空券をバリュー75で購入した場合、2人で往復は65,000円です。
いっしょにマイル割を利用した場合、同行者の往復は均一運賃の2倍である往復27,800円を足します。
この時の1マイル当たりの価値は、バリュー75の1人分の往復運賃である32,500円を10,000で割り約3.2円です。
- 購入時期:搭乗75日以上前
- 購入商品:バリュー75
- バリュー75の1人分往復運賃:32,500円
- 代表者の必要マイル:10,000マイル
- 同行者の往復運賃:27,800円
ということで10,000×3.2+27,800円で59,800円となります。
ハイシーズンの購入では5,200円安くなります。
2人分の往復 | 必要マイル数 | 1マイル当たりの価値 | 合計費用 | |
通常購入 | 65,000円 | 0 | 0 | 65,000円 |
いっしょにマイル割 | 27,800円 | 10,000 | 約3.2円 | 59,800円 |
例2:3/1に10/1の羽田から千歳の航空券を購入(レギュラーシーズンの75日前購入)
この場合、バリュー75という早割が適用された最も安いプランで購入すると2人の往復は60,600円です。
いっしょにマイル割の場合、10,000マイルに片道均一運賃の2倍である往復27,800円を足します。
この時の1マイル当たりの価値は、バリュー75の1人分の往復運賃である30,300円を10,000で割り約3.0円となります。
- 購入時期:搭乗75日以上前
- 購入商品:バリュー75
- バリュー75の1人分往復運賃:30,300円
- 代表者の必要マイル:10,000マイル
- 同行者の往復運賃:27,800円
ということで10,000×3+27,800円で57,800円となります。
75日以上前の航空券購入では3,000円弱安くなります。
2人分の往復 | 必要マイル数 | 1マイル当たりの価値 | 合計費用 | |
通常購入 | 60,600円 | 0 | 0 | 60,600円 |
いっしょにマイル割 | 27,800円 | 10,000 | 約3.0円 | 57,800円 |
このことから直前の航空券購入が最もお得感があり、75日以上前の購入やレギュラーシーズンの前売りだと得感が小さくなります。

つまり、いっしょにマイル割を直前購入で使うとほかの購入方法に比べてお得に航空券を予約できます。
利用する区間によっても運賃は変わってきます
いっしょにマイル割を使う時の注意点
いっしょにマイル割を使う前に注意しておきたいことが2つあります。
- 座席数に限りがある
- 区間によっては割高になる
座席数に限りがある
いっしょにマイル割は特典航空券の一つです。特典航空券そのものに購入できる座席数の限りがあるからです。
便によって割り当てられている座席数は違ってくるほか、設定されていない便も存在します。
設定数については非公開ですが、全座席数の2~3割ともいわれています。
区間によっては割高になる
短距離を利用する場合、いっしょにマイル割を使うと割高になる場合があります。
例4:3/2に12/1の羽田から中部空港までの航空券を購入するとき(ローシーズンの75日前購入)
この場合、バリュー75という早割が適用された最も安いプランで購入すると2人の往復は39,600円です。
いっしょにマイル割の場合、10,000マイルに片道均一運賃の2倍である往復22,600円を足します。
この時の1マイル当たりの価値は、バリュー75の1人分の往復運賃である19,800円を10,000で割り約1.9円となります。
- 購入時期:搭乗75日以上前
- 購入商品:バリュー75
- バリュー75の1人分往復運賃:19,800円
- 代表者の必要マイル:10,000マイル
- 同行者の往復運賃:22,600円
ということで10,000×1.9+22,600円で41,600円となります。
バリュー75よりも2,000円割高になります。
2人分の往復 | 必要マイル数 | 1マイル当たりの価値 | 合計費用 | |
通常購入 | 39,600円 | 0 | 0 | 39,600円 |
いっしょにマイル割 | 22,600円 | 10,000 | 約1.9円 | 41,600円 |
いっしょにマイル割を使うための準備
代表者一人はANAマイレージクラブ会員になる
家族や友人のうち、必ず一人はANAマイレージクラブ会員、つまり代表になる必要があります。
代表者はマイルで航空券代を払う必要があります。
そのためにANAマイレージクラブ会員になる必要があります。
マイルを貯めるためにやることなど、こちらの記事で詳しく紹介しています。
代表者は10,000マイル貯まっている必要がある
代表者1人は往復の航空券を10,000マイルで購入できます。現金やほかの支払い方法と合わせることができません。
飛行機に乗らなくてもポイント活動、いわゆる「ポイ活」でもマイルに交換できるポイントが貯められます。

家族や友人といっしょにマイル割を使う方法

スマホ、パソコンともにANAマイレージクラブトップより予約します。
トップ画面にある「特典航空券」を選択し、「いっしょにマイル割」をタップします。

出発および目的地と行き帰りの日付を選択します。いっしょにマイル割は往復で予約することになっているので、片道だけの選択はできません。

行きの日付、帰りの日付を選択します。
最初に行きの日付を選択したのち、別ページで帰りの日付を選択します。

出発地・到着地と行き帰りの日付、選択している特典航空券の種類の確認画面です。問題なければ同行者の情報入力に進みます。

次に同行者の名前などを入力していきます。マイレージクラブに入会している代表者の名前は自動的に入力されています。

以上で終了です。
ほかに飛行機を安く利用する方法
トクたびという商品を利用します。
通常の特典航空券に必要なマイル数よりも少ないマイルで飛行機を利用することができるからです。
例えば羽田から千歳ですが、普段は片道1人8,500マイルかかるところを、トクたびなら5,500マイルで行くことができます。
1マイル当たりの価値は7円になり、普段の2倍ほどになります。
トクたびの注意点
ただし予約から搭乗まで1週間しかありません。通常なら搭乗の1年前から予約することができますが、特旅は予約から搭乗まで長くて1週間しかありません。
下の図を見てみると2月26日に予約した航空券は、翌日から3月5日までのフライトに使わなければいけません。

加えて、トクたびが使える路線は毎週火曜日に更新されます。すべての航空路線が使えるわけではないので注意してください。
安く行ける反面、旅行直前にならないと飛行機を予約できません。
満席だった場合は高い運賃を支払って航空券を購入するか、いっしょにマイル割で購入する必要があります。
まとめ 直前予約いっしょにマイル割がお得
いっしょにマイル割を使う際、一番お得に使うのは直前予約です。
ほかにも気を付けないといけないことがありましたね。
- 座席数に限りがある
- 区間によって割高になる
これらを意識して、家族や友人とお得な飛行機旅行を楽しんでください。
ほかにも飛行機以外の利用でマイルを貯める方法を紹介しています。