このような悩みが解決できる記事になっています。
実際に私も一人で日帰りから0泊3日で電車旅行をしてきました。その経験を踏まえて電車旅の魅力などをお伝えしていきます。
ここで紹介するおすすめスポットや計画のコツ、注意事項を意識すれば誰でも気軽に電車を使ったひとり旅に行くことができますよ。
記事の前半ではおすすめの電車旅について、後半では電車旅を計画する上でのコツや注意点など伝えていきます。
電車の一人旅におすすめの場所
ズバリ、愛媛県松山市です。東京駅から出る寝台特急サンライズ瀬戸号を使えば休みを取らなくても金・土・日曜日で旅行ができます。
旅行先の松山市内では路面電車や私鉄が走り、とても観光しやすいです。
サンライズ瀬戸号を使った旅行プランの例
21時50分 東京駅出発
寝台特急サンライズ瀬戸号で東京駅を出発します。車内販売はなく、シャワールームも先着20人までしか利用できないので来ません。乗る前にコンビニで買い出しや近くの温泉でに入っておきましょう!
寝台特急サンライズについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
翌日7時09分 坂出駅到着
坂出駅で、松山へ向かう列車に乗り換えますが、乗り換える列車まで時間があります。この時間を使って朝食を調達することをおすすめします。駅係員に言えば改札の外に出られますよ。
おすすめは朝7時からやっているパン屋「リトルマーメイド」です。ほかにもお店はありますが、早朝からやっているのはこちらとセブンイレブンのみです。
リトルマーメイドの塩パンは絶品です!
7時51分 坂出駅出発
松山行きの特急いしづち1号に乗って松山へ向かいます。この列車も車内販売はありません。
瀬戸内海に沿って走ります。海の景色を見たい方はA席がおすすめです
10時06分 松山駅到着
ようやく松山駅に到着です。駅から少し歩くと伊予鉄道の路面電車があります。路面電車の車内で1日乗車券を購入すれば、乗車するたびに運賃を払う必要がないためおすすめです。
この後は松山城を見学したり、お昼に鯛めしを食べたり、道後温泉でゆったりしたりといろいろと楽しく過ごせます。
19時32分 松山駅出発
高松行の特急いしづち102号に乗って坂出駅へ向かいます。夕飯を買い込んで車内で食べるのもいいですよ。繰り返しになりますが車内販売はありません。
21時41分 坂出駅到着
サンライズ瀬戸号へ乗り換えます。2番線から3番線への乗り換えなので、階段を上ったり下りたりする必要はありません。この3分後にすぐサンライズ瀬戸号が到着します。
21時44分 坂出駅出発
東京駅に向けて出発です。自分の寝台や個室でゆっくりと過ごします。途中の岡山駅でサンライズ出雲号との連結作業を見ることができます。
翌日7時08分 東京駅到着
東京駅に到着です。忘れもに気を付けてください。
このように、寝台特急を使えば休みを会社に申請しなくても長距離の旅行に行くことができます。電車もゆったりと乗れて、旅先でも路面電車で移動できるなど、電車旅にはこのルートがおすすめです。
いきなり泊りがけは苦手かも
そんな方は近距離を日帰りするところから始めるといいですよ!
一人旅をしたいけどできない、なんて方はこちらの記事を併せてご覧ください。
電車旅の魅力とは
電車旅でしか味わえないこと、それは車窓と駅弁です。
車からだと窓が小さくて見えにくいし、急なカーブも多く揺れが電車に比べて激しいため、走行中に落ち着いて食べられないからです。
海沿いや山間部の走る車って道によってはカーブが連続してまともにお弁当が食べられません。また窓ガラスもスモークがかかっていると、外の景色は見えても本来の色味を感じられません。
しかし列車であれば、急なカーブも色付きのガラスもないため、本来の景色を見ながらゆっくりと弁当を食べることができます。
駅弁でなくても、地域のパン屋で買ったり弁当屋で買ったものを列車内で食べられるのが、電車旅の魅力ですね。
電車ひとり旅にあると便利なもの
ありません。強いて言えば、列車の時刻のメモや常備薬などですね。特に常備薬は特急列車などすぐに降りられない状況では必須です。
過去に何度も電車で一人旅をしてきました。北海道や富山県へ日帰り電車旅行をしたときは、特別何か準備したということはなく、普段のお出かけと同じような感じで行きました。
寝台列車を使った宿泊を伴う時は、着替えを持っていきましたが、それ以外には「持ってくればよかった」と思う荷物はありません。
電車旅だからと言って特別に必要なものはありません。もしあなたが「あったほうがいいな」と思うものを準備すれば大丈夫です。
電車旅におすすめの路線
過去に乗ったことがある路線で、おすすめの列車を4つご紹介します。
室蘭本線
苫小牧駅を出ると約200キロ離れた森駅までの間、太平洋沿いに線路を走ります。天気が良ければ空と海の色がとてもきれいです。
黒部峡谷鉄道
もともとは黒部川の発電所建設のために作られた鉄道です。客車には窓ガラスが一切ないものがあり、トンネル内のひんやりとした空気や切り立った崖から見える黒部川などの自然を肌感じることができます。
路面電車
速度がゆったりしていて、駅と駅の間も短く気になるところで降りることができる。地元の人も乗るので地域の雰囲気を感じられるます。写真は伊予鉄道の路面電車です。
瀬戸大橋線
瀬戸大橋線は瀬戸大橋を渡り岡山と四国を行き来できます。時間帯によっては橋の上から日の出を見ることができたり、道路と違って橋の骨組みから瀬戸内海を見ることもできます。写真は日の出を迎えた瀬戸内海です。
電車旅をするためのコツ
乗り換え時間に余裕を持つこと、レストラン列車や観光列車など移動中も楽しめる列車に乗ることです。
乗り換え時間に余裕を持つこと
乗り換え時間がないと、乗り遅れたときに旅行の計画が狂ってしまいます。また移動中も楽しめる列車に乗ることで、電車旅に変化を付けて飽きないようにすることができます。
例えば新宿駅や東京駅などの巨大な駅は、乗り換える路線によっては時間がかかります。さらに混雑や駅構内の方向感覚がつかめず、余計時間がかかります。
このような状況での折り返時間を3分とか5分にして計画をしてしまうと焦ってしまい間違った電車に乗ってしまったり、乗り遅れてしまうという危険があります。
乗り換え時間には最低10分は余裕を持ち、できれば乗換駅の構造を調べておくといいですよ。
移動中も楽しめる列車に乗る
マンネリ化を防ぐために、移動自体がより楽しめるレストラン電車や観光電車に乗ることもおすすめです。
ただの移動を本格的な食事を楽しみながら移動したり、座席のグレードをアップしてアテンダントによるサービスを受けてみたり知れば、飽きることなく電車旅ができます。
乗り換え時間や乗る電車に変化を付けることで電車旅を一層楽しむことができます。
電車旅のメリットとデメリット
メリット
乗っていれば目的地に着けること、時間に正確なところがメリットです。車と違って乗っていれば目的地に着けるし、時間にも正確なので計画も立てやすいからです
車で一人旅だと運転しなければいけません。美しい景色に出会ってもカメラで撮影することはできません。また運転に集中しなければいけないので周囲の景色ばかりに見とれているわけにもいきませんよね。その分電車なら、あなたは車窓を眺めたり写真を撮ったりしているだけで目的地に着けます。
また時間も正確なので予定が立てやすいです。車だと渋滞によって計画よりもスケジュールが遅れる可能性もあります。電車ならほぼ時刻どおりに運行されるため計画が立てやすくなります。
乗っているだけで目的地につける気軽さと、時間の正確さが車にはない電車のメリットですね。
デメリット
天候に左右されること、荷物の個数に制限があることが電車旅のデメリットです。
大雨や強風など自然災害や天候によって電車が止まることがあり、また荷物もほかの乗客に配慮して数や大きさに制限があります。
例えば大雨、川の水があふれたり線路わきの土砂が崩れたりする危険があるため運転を中止することがあります。
荷物の個数も1人2つまでと決められているほか、荷物1つの縦・横・高さの合計が250㎝までと決められています。
そのため荷物が大きかったり3つ以上持ち込むことはできません。しかし自転車については折りたたんだり分解して、専用の袋に入れれば持ち込みができるようになっています。
車と違って電車は、安全やほかの乗客も乗るため天候や荷物に対して制限が設けられています。
電車旅の注意点
乗り遅れないことです。
列車は時間通りに出発するため、ほかの交通機関や家を出る時間が遅れても列車は待ってくれません。
例えば駅に向かうバスが渋滞で遅れて電車に乗り遅れてしまったり、急におなかが痛くなってトイレに駆け込み、乗り遅れてしまっても電車は待ってくれません。こうならないためにも適度な余裕をもって計画することが大切です。
乗り遅れると後の計画に大きく影響するので、時間には余裕を持って行動しましょう。
まとめ 電車旅は楽しい!
デメリットもありますが、コツや注意点を抑えれば電車旅を楽しむことができます!時間に正確な電車で旅に出かけてみませんか?
計画が立てられない!という方はこちらの記事で細かく解説しています。