こんな悩みが解決できる記事になっています。
のぞみ・ひかり・こだまをすべて旅行で利用し、指定席・自由席・グリーン車のそれぞれを実体験!
この記事を読めばあなたが迷わずに最適な列車・料金プランを選べるようになりますよ。
記事の前半では各新幹線の料金の違いについて、後半では安く新幹線を利用する絶対に知ってほしい技について紹介します!

のぞみ、ひかり、こだまの違い
東海道新幹線には3種類の列車が走っています。
主な違いは3つあり、まずはそれらを簡単に説明していきます。
- 料金
- 時間
- サービス
料金
乗車運賃と自由席特急料金はのぞみ、ひかり、こだますべて同じ金額です。
しかし指定席特急料金のみ、ひかり、こだまとのぞみで違っています。
座席の種類 | 料金の違い |
---|---|
自由席 | すべて共通 |
指定席 | のぞみが高い |
のぞみは速達性が高く、さらに運転されている数もとても多いです。
このような価値感から、ひかりやこだまよりも指定席料金は高く設定されています。
しかし夏休みや年末年始など、利用者で混雑する時期に加算される運賃には違いはありません。
例えば東京から新大阪、自由席を使う場合は列車問わずに13,870円です。
しかし指定席を使うとのぞみは14,720円、ひかり・こだまを使うと14,400円で、のぞみとの差額は320円となります。
ひかりのほうがこだまよりも早いですが料金は同額なんですね。
自由席は料金は同額、指定席を利用するときは、200円から300円ほどの差額があります。
時間
のぞみが一番は早く、続いてひかり、こだまがの順に所要時間が長くなっていきます
のぞみが早いのは停車駅を最小限にしているから、こだまの所要時間が長いのはすべての駅に停車するからです。
ひかりについては列車ごとに停車駅が違いますがほとんどの列車で東京から新大阪間を約3時間で走ります
こちらの記事で、のぞみとひかりの時間差について詳しく解説しています。
サービス
現在東海道新幹線はワゴンによる車内販売が廃止されています。
しかし、のぞみとひかりのグリーン車のみモバイルオーダーによる車内販売営業が行われています。
こだまは各駅停車のため長距離で乗り通す人が少なく、車内販売の需要が少ないためやっていません。
実際にこだまを利用したときも、スタッフの呼び出しサービスしかやっていませんでした。
東海道新幹線と山陽新幹線の料金の差

東海道新幹線(東京~新大阪)、山陽新幹線(新大阪~博多)のそれぞれで、指定席料金の仕組みに差があります。
それは
- 東海道新幹線のみを乗る時
- 山陽新幹線のみを乗る時
- 東海道新幹線と山陽新幹線の両方を乗る時
の3パターンがあります。
こだま、ひかりの場合
東海道新幹線のみ、山陽新幹線のみ、両方を乗り継ぐときの3パターンに分かれました。
こだま・ひかりの料金の違い
路線 | 距離 | 指定席の初乗り金額 |
---|---|---|
東海道新幹線 | 120.7キロ | 2,290円 |
山陽新幹線 | 100キロ | 2,290円 |
東海道から山陽新幹線直通 | 100キロ | 2,290円 |
山陽新幹線のみを乗る時と、東海道新幹線と山陽新幹線の両方を乗る時、指定席料金は、約100キロごとに上がっていきます。
また決まった金額が加算されるわけではありません。
100キロまで乗る時と200キロまで乗る時は770円、500キロまで乗る時と501キロを超えて乗る時は340円加算されます。
のぞみの場合
のぞみ号も同じく、3つのパターンに分けられます。
のぞみの料金の違い
路線 | 距離 | 指定席の初乗り金額 |
---|---|---|
東海道新幹線 | 39キロ | 2,500円 |
山陽新幹線 | 100キロ | 2,610円 |
東海道から山陽新幹線直通 | 75.9キロ | 2,720円 |
さらに乗る距離は短いのに、指定席料金が高く設定されているものがあります。
例えば新横浜から新神戸は距離にして560.7キロ、指定席料金は6030円です。
これよりも短い距離である名古屋から広島は528.2キロで、6230円となり、距離が短いのに料金は高い現象が起きています。
このような現象はほかにもいくつかあるので下の表にまとめておきます。
区間 | 距離 | 値段 |
---|---|---|
新横浜~新神戸 | 560.7キロ | 6,030円 |
名古屋~広島 | 528.2キロ | 6,230円 |
名古屋~姫路 | 278.3キロ | 4,460円 |
京都~福山 | 277.6キロ | 4,570円 |
京都~博多 | 661.3キロ | 6,770円 |
名古屋~徳山 | 616.7キロ | 6,870円 |
名古屋~新山口 | 661キロ | 6,870円 |
東京~福山 | 791.2キロ | 7,310円 |
名古屋~小倉 | 741.7キロ | 7,410円 |
ひかり・こだまの場合は2つの区間ともに5,490円で差異はありません。
このように、東海道新幹線内しか乗らない場合、山陽新幹線内しか乗らない場合、両者をまたぐ場合の3パターンの料金体系になっています。
特にのぞみは距離が短いのに、料金は高くなる現象があります。
運賃は距離が増えるごとに金額が上がるため、こだま、ひかり、のぞみすべて共通したものだよ
こだま、ひかりとのぞみを乗り継いだ時の料金の差
こだま号からのぞみ号、のぞみ号からひかり号などに乗り換えた時の料金の差額です。
のぞみの指定席とこだま、ひかりの指定席又は自由席を乗り継ぐとき

のぞみの自由席とこだま、ひかりの自由席を乗り継ぐとき

のぞみの自由席とこだま、ひかりの指定席を乗り継ぐとき

自由席と指定席乗り継いだ時の差額のまとめ
のぞみの座席 | こだま・ひかりの座席 | 全区間の料金 |
---|---|---|
指定席 | 指定席 | こだま・ひかりの指定席料金と追加料金 |
指定席 | 自由席 | こだま・ひかりの指定席料金と追加料金 |
自由席 | 自由席 | 自由席料金 |
自由席 | 指定席 | こだま・ひかりの指定席料金 |
グリーン車に差額はない

のぞみ、ひかり、こだまにグリーン車がありますが、差額はありません。
その理由は、グリーン車の料金は列車の速さではなく乗る距離によって決まっているからです。
東海道新幹線のグリーン車料金
距離 | グリーン料金 |
---|---|
100キロまで | 1,300円 |
200キロまで | 2,800円 |
400キロまで | 4,190円 |
600キロまで | 5,400円 |
800キロまで | 6,600円 |
801キロ以上 | 7,790円 |
こだまでものぞみでも共通した料金です。
安く乗るためのコツ
東海道新幹線ののぞみやひかり、こだまを安く乗るコツが2つあります。
それは
- スマートEXを使う
- パックツアーを使う
スマートEXを使う
スマートEXはネットで新幹線の切符を購入して券売機で引き換え、または手持ちの交通系ICカードに切符の情報を連携させて新幹線に乗るサービスです。
券売機では1か月前から買える切符も、スマートEXでは割引を利かせて購入することができるためとてもお徳に新幹線を利用できます。
例えば東京から新大阪間をのぞみで行く場合、指定席と運賃合わせて通常は14,720円ですが、スマートEXで12,980円と2,000円ほど安く購入できます。
スマートEXについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
パックツアーを使う
パックツアーには「ぷらっとこだま」と「行こっか!こだま」の2つがあります。
どちらもこだまにしか使えませんが普通車、グリーン車含めてお得に利用できます。
こだまで東京から新大阪を利用する際通常13,870円、グリーン車利用で19,270円です。
しかしパックツアーを使えば普通車指定は11,110円、グリーン車は12,360円と2,000円から7,000円安く利用できます。
実際にぷらっとこだまを使って東京から新大阪まで移動しましたが、車内はほとんど人がいないため静かで快適でした。
ちなみに、東京から新大阪のこだまは「ぷらっとこだま」、新大阪から博多は「行こっか!こだま」と、利用する区間によって名前が分かれています。
「ぷらっとこだま」、「行こっか!こだま」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ 自由席の料金は一緒、ちがうのは指定席の料金
のぞみ、ひかり、こだまの料金の違いのまとめです。
自由席は新幹線の中で最も安く、コスパ重視の旅行に最適!
時間をかけてもいいから自分の座席を確保したい、お徳にグリーン車を利用したいなら、ぷらっとこだまなどのパックツアーがいいですよ。
あなたの旅行スタイルと予算に合わせて、最適な列車で旅へ出かけましょう!