新幹線の旅行

初めてでも迷わない!!のぞみとひかりの時間の違いを徹底解説

こんな悩みが解決できる記事になっています。

実際に時刻表を調べ、各駅の間ごとの所要時間や駅に止まっている時間などを解説していきます。

のぞみとひかりの時間の違いを知れば、タイムパフォーマンスよく新幹線を使った旅行ができるようになりますよ!

この記事でわかること

  • のぞみとひかりの所要時間の違い
  • 時間を優先したときのメリットとデメリット
  • のぞみとひかりを使い分けるシチュエーション

のぞみとひかりの違い3つ

東海道新幹線ののぞみとひかり、主に3つの違いがあります。

  • 時間:所要時間が違います。のぞみは短く、ひかりは長いです。
  • 料金:指定席の料金が違います。ひかりの料金はのぞみよりも530円安いです。
  • 停車駅:停車駅が違います。のぞみは主要な駅しか停まりませんが、ひかりは主要な駅以外にも停車します。

この記事では、時間について詳しく掘り下げていきます。

所要時間の違い

東京から新大阪の間は、のぞみは約2時間30分、ひかりは約3時間と所要時間が長くなります。

その理由は主にこの2つです。

  • 停車駅が増えるから
  • のぞみに抜かれるから

停車駅が増えるから

のぞみは東京から新大阪の間で停まる駅が4つと、とても少なく設定されています。

のぞみの停まる駅

東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪

一方でひかりは、列車ごとに停まる駅の数は違いますが、どの列車も7から8の駅に停まります。

ひかりが停まる駅

東京・品川・新横浜・小田原・熱海・三島・静岡・浜松・豊橋・名古屋・岐阜羽島・米原・京都・新大阪

すべての駅に停まるわけではありません。

例えば小田原に停まるけど静岡を通過したり、小田原は通過するけど静岡に停まったり、列車ごとに停車駅が違うよ

のぞみに抜かれるから

ひかり号は、途中の駅で後から走ってくるのぞみ号を先に通すため、長時間駅に停まることがあります。

例えば名古屋駅では、5分間停車してのぞみを先に通します。

このような停車が何回かあるため、駅と駅の走行時間は短くても、トータルの所要時間は長くなります。

東京から新大阪間の駅間ごとの最低所要時間

ここでは、駅に停まっている時間以外、実際に駅と駅の間をどのくらいの時間をかけて走っているかを見ていきます。

「のぞみ」と「ひかり」は、停車駅が異なるため、区間ごとの所要時間に差が出ます。

そのため「一概に○分違う」とは言えませんが、多くの人が使う主要区間(東京〜名古屋、東京〜新大阪)では、実は差が意外と小さいこともあります。

のぞみ

区間所要時間
東京→品川7分
品川→新横浜11分
新横浜→名古屋75分
名古屋→京都33分
京都→新大阪12分

※すべてののぞみ号がこの所要時間で行くわけではありません

ひかり

区間所要時間
東京→品川7分
品川→新横浜11分
新横浜→小田原16分
小田原→豊橋53分
三島→静岡21分
静岡→浜松20分
浜松→豊橋12分
豊橋→名古屋19分
名古屋→岐阜羽島7分
岐阜羽島→米原12分
米原→京都18分
京都→新大阪13分

ひかり号は小田原と熱海・三島・静岡・浜松の各駅と、熱海と三島・豊橋の各駅、三島と豊橋に停まる列車はありません。

これらの表をもとに東京から名古屋と新大阪の所要時間を見ていきます。

区間のぞみひかり
東京から名古屋93分106分13分
東京から新大阪138分156分12分

結果として、停車している時間を除くと、のぞみとひかりには15分弱の差しかないことがわかりました。

そのため、節約しながら早く目的地に向かいたい人にとっては、ひかりを使うのが一番良い選択肢となります。

のぞみとひかりの停車時間を含めた所要時間

停車時間と駅と駅の走行時間を合わせた所要時間を見ていきます。

東京から新大阪間の所要時間は

  • のぞみ:平均2時間27分~2時間30分
  • ひかり:平均2時間54分~3時間03分

駅の停車時間を含めるとのぞみとひかりの間には30分の差があります。

しかし中にはこれよりも短い時間で走るものがあります。

のぞみの最速列車

のぞみ号の中でも、東京駅を21時24分に出るのぞみ273号は、新大阪まで2時間21分で走ります。

ほかののぞみよりも約10分も早く新大阪へ行けるんです!

ひかりの最速列車

ひかり号にも最速列車が存在します。

それは東京駅を19時30分に出発するひかり661号です。

新大阪までは2時間48分で、ほかのひかりよりも6分から15分も早く行けるんです!

始発列車と終列車の時刻の違い

東京駅と新大阪駅の、のぞみとひかりの始発の時刻、終列車の時刻を見ていきます。

東京駅の新大阪へ行く始発と終列車

のぞみ

  • 始発:6時ちょうどののぞみ1号博多行き(博多まで4時間52分)
  • 終車:21時24分ののぞみ273号新大阪行き(新大阪まで2時間21分)

ひかり

  • 始発:6時21分のひかり631号新大阪行き(新大阪まで3時間)
  • 終車:20時12分のひかり663号新大阪行き(新大阪まで3時間03分)

新大阪駅の東京へ行く始発と終列車

のぞみ

  • 始発:6時ちょうどののぞみ210号東京行き(東京まで2時間23分)
  • 終車:21時24分ののぞみ64号新大阪行き(東京まで2時間21分)

ひかり

  • 始発:6時11分のひかり634号東京行き(東京まで2時間58分)
  • 終車:20時45分のひかり668号東京行き(東京まで2時間44分)

始発列車は東京、新大阪駅ともにのぞみとひかりで10分ほどの差しかないですが、終列車は30分ほどひかりのほうが早いですね。

夜遅くまで遊んで帰る方にとって、のぞみを使ったほうが計画を立てやすいです。

時間で選ぶメリットとデメリット

メリット
デメリット
  • 早く目的地につける
  • 待ち時間が少ない
  • 駅からほかの交通機関への乗り換えに時間の余裕ができる
  • 料金が高くなる
  • 自由席が混む
  • お盆やGWは全車指定席になる

デメリット

料金が高くなる

「のぞみ」と「ひかり」の自由席料金は同じですが、指定席の場合は「ひかり」の方が530円安くなります。

そのため、早くそして確実に座りたい方にとっては「のぞみ」を選ぶとわずかですがコストが高くなる点に注意が必要です。

自由席が混む

「のぞみ」の自由席はわずか2両しかありませんが、「ひかり」は5両が自由席です。

そのため、のぞみの自由席は混雑しやすく、座れないリスクも高くなります。

節約志向で自由席を狙う場合、のぞみを選ぶと立ちっぱなしで長時間過ごすことになるかもしれません。

節約と快適性の両方をを重視するなら、ひかりがおすすめです。

GWやお盆は全席指定になる

GWやお盆、年末年始などの繁忙期には、「のぞみ」はすべての車両が指定席となります。

この期間は自由席がなくなるため、指定席が取れなければそもそも乗車できません。

一方で、「ひかり」にはこのような制限がないため、乗る列車の時刻が決まっていなかったり少しでも安く移動したい人にとって繁忙期ののぞみ利用は不便ですね。

メリット

早く目的地につける

「のぞみ」は停車駅が少ないため、目的地が遠くなるほど、所要時間の差が大きくなります。

例えば、東京〜新大阪間では「のぞみ」と「ひかり」で約30分の差があり、「のぞみ」なら約2時間30分で到着可能です。

この時間差は、旅先での行動時間を確保したい人や、日帰りでの往復を考えている人にとって大きなメリットです。

待ち時間が少ない

東京駅を発車する「ひかり」が1時間に2本程度なのに対し、「のぞみ」は毎日必ず運転する定期列車が毎時3本、さらに日付限定で運転する臨時列車も運行されています。

そのため、のぞみを選べば出発までの待ち時間が短く済み、旅行や出張のスケジュールも組みやすくなります。

例えば、直前に駅に到着してもすぐ次の「のぞみ」が来る可能性が高く、「あえて次の列車まで30分待つ…」というようなストレスが少なくなります。

駅からほかの交通機関への乗り換えに時間の余裕ができる

「のぞみ」を利用して目的地に早く到着できれば、到着駅での乗り換えや移動に余裕が生まれます。

例えば、到着後に在来線やバスなど、時間に余裕があれば乗り換えに焦ることなく、落ち着いて行動できます。

さらに、乗り換えの待ち時間が短く済んだり、1本前の便に乗れたりすることもあります。

「のぞみ」と「ひかり」どちらに乗るべきなのか

  • 急いでいる:のぞみ(停車駅が一番少ない)
  • 確実に座りたいが節約したい:ひかり(のぞみよりも安くて自由席が多い)
  • 自由席を確保したい:ひかり(のぞみよりも自由席が多い)
  • 繁忙期でも自由席で行きたい:ひかり(繁忙期でも自由席がある)

まとめ 時間重視なら「のぞみ」、時間とコスト両方重視なら「ひかり」

時間優先で新幹線を使うなら「のぞみ」、時間とコスト両方を優先したいなら「ひかり」を使いましょう!

ひかりは「のぞみ」と「こだま」の中間的な立場のため、停車駅が少なくのぞみとの時間差も30分ほどで、料金も比較的安いのが魅力です。

自由席も5両あり、繁忙期でも自由席が使えて速達性が良いのはひかり号!!

到着時刻はもちろん、予算や乗車距離に応じて新幹線を使い分けて旅に出かけましょう。

もっとコスパ良く東海道新幹線を使うにはスマートEXを使うと便利、詳しくはこちらの記事で紹介しています。

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