ひとり旅

秘境旅で学ぶ旅行の楽しみ方 準備から宿泊までを満喫するコツを詳しく紹介

こんな悩みが解決できる記事になっています。

実際に車を使わずに信州三大秘境2か所、日本三大秘境1か所を制覇しています。

この記事で紹介する旅の楽しみ方を実践すれば、計画から旅行中のトラブルまですべて楽しめるようになりますよ。

記事前半では計画から宿に着くまでの楽しみ方を、後半では秘境旅の不安を解消していきます。

旅の楽しみ方は4つ

旅は4つのシーンで楽しめます。

  • 計画を楽しむ
  • きっぷや宿の手配を楽しむ
  • 移動を楽しむ
  • 宿を楽しむ

これらのシーンでどんなところがお楽しみポイントなのか、詳しく掘り下げていきますよ!

計画を楽しむ

計画を楽しむ中には3つの楽しさがあります。

  • 行き先を決める楽しさ
  • 旅のテーマを決める楽しさ
  • 予算内で決める楽しさ

行き先で決める楽しさ

秘境旅行の始まりは「行き先を考えること」から始まります。

地図を広げて「どうやって行こう?」と想像するだけで気分が高まります。

実際に私が秘境旅しようとするとき、目的地周辺の地図を観察して吊り橋や展望台があればできるだけそこへ行けるように計画を組みます。

例えば宮崎県の椎葉村を旅したときは、大イチョウ展望台や物産館を見つけたので、そこへ行けるような計画を組みました。

旅のテーマを決める楽しさ

その旅で何をメインに楽しみたいのか、旅のテーマを決めるのも計画の楽しさの一つです。

自然を楽しみたければ山へ、食を楽しみたければ地元の料理を提供してくれる道の駅や民宿へ、その土地の文化を楽しみたければ郷土資料館や神社仏閣巡りなどがおすすめです。

私は断然自然を目当てに秘境を旅するので、吊り橋や滝、河原や山道などをメインに楽しめるようにしています。

すべてを行くことはできないので、候補の中からいくつかをピックアップして計画に盛り込みます。

予算内で決める楽しさ

交通費と宿泊費を予算内に収めるために悩むのも計画の面白さです。

予算を無限にしてしまえば豪華な旅ができますが、ルールのないなんでもありのゲームみたいになってしまいます。

あえて予算という制限を加えることで旅をさらに面白くしてくれます。

新幹線を使うか在来線を乗り継ぐか、バスをどこで使うか、フリーパスを活用すれば節約もでき、現地での観光にお金を使えます。

できるだけ安くいきたいので一日フリー切符や往復切符など、安く行ける手段をいつも探しています。

また資料館などの入場料金は印刷するだけで割引になるクーポンもあるので、公式サイトのチェックは欠かせません。

きっぷや宿の手配を楽しむ

あなたが利用したい列車のきっぷややどの予約、購入には4つの楽しみがあります。

  • お得なきっぷを見つける楽しさ
  • 宿選び自体の楽しさ
  • 値段の違いを楽しむ
  • 旅が出来上がっていく過程を楽しむ

お得なきっぷを見つける楽しさ

バスや電車のお得なきっぷを見つけるのも旅の楽しさです。

今や紙のきっぷ以外にもデジタルのきっぷもあるので、お得なきっぷ探しはまさに宝探しのような感覚になります。

宮崎を旅行したときに使った宮崎交通のバスは1日乗車券に紙のタイプと電子チケットのタイプがありました。

その中でも電子チケットが一番安く、往復で800円もお得になりました。

たくさんあるお得なきっぷの中から自分の旅にぴったりなものを探し当てるのはとっても楽しいですよ!!

宿選び自体の楽しさ

あなたが行きたいところにどんな宿があるのか探すのも楽しいです。

新しい建物なのか、それとも古民家を改装して宿泊できるのか、様々なタイプの宿が秘境にはあります。

また農作業を体験できる民宿もあります。

私が宮崎の椎葉村で利用した民宿は築150年の古民家を改装して、1日1組限定の宿でした。

宿の方が車で村の観光地を案内してくれて、どんなに高級なホテルや旅館よりも印象深い思い出になりました。

この民宿はのレビューはこちらの記事で詳しく紹介しています。

値段の違いを楽しむ

値段の違いを旅行サイトごとに調べるのも面白いです。

しかし秘境にある宿はほとんど直接メールや電話で予約する形になっているため大手旅行サイトを見ても希望する宿が出てくることはほとんどありません。

今までに秘境で泊まった民宿孫兵衛や高原ロッジ下栗は直接の予約でした。

旅が出来上がっていく過程を楽しむ

宿やきっぷの手配が完了すれば、あとは出発までワクワクしながら待つだけです。

必要なものはすべてあるか、持ち物をかばんに詰めて旅の計画が完成していくところに楽しみを感じます。

私は絶対に旅行代理店できっぷや宿の申し込みは行いません。

初めから自分で探し自分で予約ボタンをタップするところに、旅が出来上がる感覚や楽しさを感じるからです。

移動を楽しむ

列車やバス、船などの移動そのものを楽しみましょう!

  • 窓からの景色を楽しむ
  • 車内の雰囲気を楽しむ
  • ハプニングを楽しむ
  • 道中のグルメを楽しむ

窓からの景色を楽しむ

秘境へ向かう車窓は常に絶景が連続します。

田畑の真ん中を列車で走り、トンネルを抜ければ渓谷を渡る、バスなら細い山道を山肌やダム湖すれすれを走るスリルを味わえます。

実際に秘境旅で利用する鉄道やバスは自然が多い山の中を行くことがほとんどです。

長野県の秘境遠山郷を訪れたときには山の中に突然高速道路のジャンクションが現れ、自然と人工物のギャップに触れることができました。

車内の雰囲気を楽しむ

特に路線バスは運転手と乗客が知り合いということがほとんどです。

また乗客が自分一人の場合はよく運転手との雑談タイムとなります。

実際に利用した長野県遠山郷のデマンド交通も宮崎県で利用した路線バスも自分一人だけしか乗っていないときは、運転手の身の上話やその土地についてのお話をいろいろとさせてもらいました。

自分が降りるところまで会話が続き、移動する時間を充実したコミュニケーションの時間にしてくれました。

ハプニングを楽しむ

どんなに計画を立ててもハプニングはつきものです。

遭遇しても落ち込まずに楽しんでしまえば旅全体の印象を明るいものにしてくれます。

実際に宮崎を旅したとき、台風の接近と重なり列車が運休してしまいました。

一瞬飛行機で引き返そうかと考えましたが行けるところまで行き、翌日には目的地に到着できました。

さらに目的地の民宿の方が行けなかった観光地へ車で案内してくれるという展開になり、2泊する予定が1泊になってしまいましたが濃厚な旅になり楽しめました。

ハプニングをいかにうまく回避して楽しむのかも旅の醍醐味と言えます。

道中のグルメを楽しむ

道中のグルメは移動の楽しみの中でも一番大きいです。

駅中の総菜屋で夜ご飯や朝ご飯を買ったり、道の駅で名物のお昼ご飯を食べるのも楽しいですよ。

私は旅先でお昼を食べるときは道の駅や物産館などを積極的に選びます。

ご当地のそばや混ぜご飯を食べて体の内側からその土地に染まり、食後は家族へのお土産を買う時間に充てています。

宿を楽しむ

宿も泊まるだけではありません。

建物の歴史や立地、時間帯ごとに変化する周辺環境など、楽しむところはたくさんあります。

  • 建物そのものを楽しむ
  • 食事を楽しむ
  • 夜や早朝を楽しむ
  • 宿の人との交流を楽しむ

建物そのものを楽しむ

秘境の宿には古民家や古民家を改修したものがあります。

また建物のすぐそばを川が流れているなど宿自体を楽しむことができますよ。

宮崎の椎葉村で利用した民宿は築150年の古民家を改修したもので、内部には村を守った方が使っていた槍が展示されていました。

食事を楽しむ

秘境の宿で出てくる料理は派手ではありませんが、その土地の名産品や名物が提供されます。

実際に宮崎の民宿で出されたものはまず宮崎の名産品鶏の炭焼き、椎葉村の特産品である野菜が一緒に練りこまれた菜豆腐や干し竹の子などがふるまわれ、お腹いっぱいになりました。

朝食は民宿横で育てられているニワトリの卵が出され、卵かけごはんとして楽しみました。

夜や早朝を楽しむ

都会では当たり前に聞こえてくる車の走行音や街灯の光が、秘境の夜にはほとんどありません。

耳を澄ますと聞こえるのは、虫の声や川の音だけです。

外に出れば、きれいな満月、時間を忘れて見入ってしまうほどの美しさです。

実際に長野県秋山郷では山の奥深くということもあって人工的な光はほとんどありません。

そのため深夜2時ごろふとベランダに出てみれば空いっぱいに星が広がっており、夢中で空を眺めました。

静まり返った夜の中で目の前を流れる川の流れる音だけが聞こえます。

朝はひんやりとした空気があたりを包み込み、それを吸い込むことで体の中から浄化されるような感覚になります。

目の前の山の中腹には雲がかかり、それが朝日が昇るとともに段々晴れていく光景は山深い秘境ならではのものです。

宿の人との交流を楽しむ

宿で食事の次の楽しみといえば宿の方との交流です。

大人数を収容する宿だと難しいですが、1日一組限定の宿なら簡単に宿の方との交流を楽しむことができます。

私が泊まった宮崎県椎葉村の宿民宿孫兵衛は1日1組限定の宿でした。

そのため、車で観光地を案内してもらったり、夕食後には村の歴史や民宿を始めた理由など、ネットには絶対にない情報を知ることができとても充実した時間を過ごすことができました。

秘境旅で不安なこと

秘境旅におすすめの季節はいつ?

年中おすすめですが、できれば大型連休や秋の紅葉シーズンなどの旅行シーズンは避けたほうが良いです。

車でアクセスする人がいたり、1日1組の宿もすでに予約され、泊まれないリスクがあります。

荷物はどれくらい必要?

リュック一つに収まるくらいの量がいいです。

私の場合、

  • 下着は3着ずつ
  • ズボンとシャツは1着ずつ
  • 財布
  • スマホ
  • デジカメ
  • 充電器とコード
  • 三脚
  • 旅行計画書

これら9品目を一つにまとめて旅行しています。

退屈しないのか?

秘境自体が観光地であるので、何もしない時間を楽しみます。

のんびりと景色を眺めたり宿のあたりを散歩して空気を味わったりするだけで大丈夫です。

まとめ 旅行は観光だけが楽しみじゃない

旅行の楽しみは「観光地を巡ること」だけではありません。

  • 計画を立てる時間
  • きっぷや宿を手配する準備
  • 移動そのもの
  • 宿そのものや時間帯ごとの風景

そのすべてが旅です。

秘境旅は、不便さや偶然の出会いがあるからこそ心に残ります。

次の休みには「旅を丸ごと楽しむ」ことを意識してみてください。

秘境旅を計画から宿泊まで丸ごと楽しんできちゃいましょう!!

計画の仕方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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