こんな悩みが解決できる記事です。
カメラに興味がなかった私でも、普段撮っていたときよりも格段にきれいな写真を取ることができました
この記事で紹介する方法を使えばだれでも簡単にきれいな写真を撮ることができて、旅行の思い出作りもより一層楽しむことができます。
初心者でもわかりやすいように、4つの撮影シーンごとに抑えるべきコツを分かりやすく解説しています。

iPhoneのカメラで写真を撮るときのモードは2つ

写真モード、またはポートレートモードを使います。この二つのモードだけできれいな写真を取ることができます。
写真モード
カメラでとらえた風景全体にピントを合わせてきれいに撮影する機能です。
ポートレートモード
特定のものにだけピントを合わせて、背景をぼかして撮影するモードです。
シーン別、きれいな写真を撮るためのコツ
ここでは
- 食事
- 昼間の風景
- 夜の風景
- 動くもの
の4つのシーンごとを、きれいに撮影するコツを解説していきます。
ご飯の写真を綺麗にとるコツ
食事写真には5つのコツがあります。
- ポートレートモードを使う
- 光が差す方向に食べ物の正面を向ける
- グリッドの交点に食べ物を置く
- ローアングル(低い位置)で撮る
- 色味を編集する
おすすめの撮影モードはポートレート
ポートレートモードを使う
食べ物に被写体を合わせて、その背後をぼかすと食べ物が強調されます。
実際に、何もせずに撮ったもの、今紹介したポートレートモードを使って撮影したものを比べてみます。

背景がぼけて、飲み物が際立ったのが分かりますね。
ポートレート戻ってどうやって設定するの?
設定方法を紹介していきますね。
ポートレートモードは、iPhone7plusとiPhone8plus以降に搭載されています。
カメラアプリを起動させて、画面の下に「ポートレート」と書かれたものがあるのでタップします。

どのくらいぼかすのかは「f」と表示された部分をタップして調整します。ボケ具合の調整は画面下にあるメモリのような縦線を横にスライドすることでできます。数字が大きいとボケ具合は小さく、数字が小さいとボケ具合は大きくなります。

光が差し込む方向に食べ物を向けること
太陽光などの光がさしている方向に食べ物の正面を向けることで、食べ物のつやや立体感を出すことができます。
ローアングルで撮る
スマホのカメラは上部についているため、そのまま撮ると上から目線、平坦な感じになってしまいます。iPhoneを逆さに持ち、下からとると料理と目線を合わせることができて、料理に迫った撮影をすることができます。また不自然にゆがむことが少なくなります。
左の写真は上から撮っているため、コップが下に向かってすぼまっているようにゆがんでいます。

画面にグリッド線の交点に食べ物を置く
グリッドの線が交わる部分に食べ物を置きます。これはiPhone初心者でも簡単にできますよ。
線の出し方は設定アプリから「カメラ」→「グリッド」
赤丸で囲んである部分がグリッドの交点で、そこに食べ物を置くことでバランスの良い写真が取れます。

グリッドの交点を意識していないのが左、交点を意識したものが右です。かなり印象が変わり、メインの被写体の周囲に余白があるため見ていて疲れない写真だと思います。

色を編集する
写真アプリから編集したい写真を選び編集ボタンをタップ、ステッキマークをタップすれば自動的に色味を調整してくれます。
これら5つのうち、色味以外を意識して撮った写真がこちらです。

1つだけでも意識すると、今までとは見違えるくらい良い写真を撮ることができます。
昼間の風景を綺麗にとる

昼間の風景を綺麗にとるには4つのコツがあります。
- 太陽を直接入れない
- 影を気にしない
- HDRモードを使う
- ポートレートモードを使う
おすすめの撮影モードは写真、ポートレートの両方
太陽を直接入れないこと
太陽を入れてしまうと光が強すぎて風景が見えなくなってしまうことがあります。そこで光のみを取り入れることで風景が自然な明るさになります。iPhoneのカメラ撮影の初心者でも簡単にできますよ。

影を気にしないこと
昼間の風景写真の中で影も重要なアイテムです。気にせずに撮影します。
明暗の差を自動調整するHDRモードを使う
これを使うと明るいところと暗いところの差が激しくても、自動的に調整してその差を少なくしてくれます。この時iPhoneは明るさの違う写真を何枚か撮り、その中で最適なもの同士を合成してくれています。つまり、複数写真のいいとこどりをしているというわけです。
HDRモードをONにするには「設定」→「カメラ」→「自動HDR」
ポートレートモードを使う
風景の中でも特に際立たせたいものを撮るときに使うとおすすめです。特に植物や人物などを強調し、その背景をぼかすことで際立った写真が取れます。
夜景を綺麗にとる
夜景を取るには3つのコツがあります。
- ズームをしない
- ビビット機能を使う
- 構図に気を付ける
おすすめの撮影モードは写真
ズームをしないこと
夜景のときにズームすると粗、つまり画質が悪くなります。これはiPhoneが暗い場所での撮影が苦手だからです。暗い場所だと認識すると、iPhoneは自動的に少ない光をたくさん取り込んで明るくしようとします。デジタル的に光の量を増やすのでその副産物としてノイズという画像の粗が発生するのです。
また暗い場所でズームすると、画像を引き延ばして大きく見せるようになってしまうためこれもノイズを作る原因となります。
この技はiPhoneのカメラ撮影の初心者でも簡単にできますよ。
ビビット機能を使う
ビビット機能とは、写真の色合いを鮮やかにするモードのことです。これを使えば夜景の写真も色を濃く鮮やかにすることができます。
設定方法はまず、画面右上の3つの円が重なったようなマークを押します。すると画面下にどんな色合いで写真を撮るか選択できるようになるので、ビビットと表示されているものをタップすれば設定終了です。

構図に気を付ける
画面の上3分の1を空、残りは光源などを入れて風景を撮影することでバランスが取れた写真になります。

もし空の部分が広くなっても、のちの編集でカットしてしまえば問題ありません。

動くものを綺麗にとる
動くものを撮影するときは2つのコツがいります。
- ピントを固定(置きピン)する
- 連写する
おすすめの撮影モードは写真
ピントを固定する
撮りたいと思う場所にピントを合わせておくことで、被写体が現れてもピントを合わせる手間なくすぐにシャッターを切ることができます。
置きピンのやり方
まずピントを合わせたい位置を長押しします。すると黄色い枠とともに「AE/AFロック」の文字が出てきます。これで置きピンが完了です。あとは狙ったものが置きピンをした位置に来たらシャッターを切るだけです。

シャッターボタンを長押しして連写する
1秒間に10回シャッターが切れるスピードで連写できます。綺麗にとれる確率が高まります。カメラ画面のシャッターボタンを長押ししている間自動的に連写されます。iPhoneのカメラ撮影の初心者でも簡単にできますよ。
まとめ シーンごとにコツをつかめばOK
今回、私も実際にやってみてポートレートモードやグリッドを意識すれば今までとは全く違う写真に仕上がりました。旅先の写真撮影もより楽しくなること間違いなしです。
それでも「意識するコツが多くてわからない」という方は、
- ごはん:グリッド線の交点を意識
- 昼の風景:太陽を直接入れずに光を生かす
- 夜景:ズームを使わない
- 動くもの:シャッターボタンを長押しする
各シーン、複数あったコツを1つだけにしてみました。最低限これだけ意識しながら撮影すると、今までとは違ったiPhoneの写真になります。ぜひ旅の思い出作りに、iPhoneでの写真撮影を楽しんでください。