こんなお悩みを解決していきます。旅行好きが高じて国内旅行業務取扱管理者資格を取得しました。
それではさっそく「マイル」について解説していきますね!スマホ一つあればマイルはすぐに貯めることができますよ!
※飛行機に乗らなくてもマイルは貯めていくことができますよ!
この記事を読めばマイルが何か?はもちろん、マイルがどうやって貯まって、どうすれば空港のラウンジを使うことができるのかがすぐにわかります。記事の前半では「マイルって何?」という疑問について、後半ではマイルを貯める方法や使い道を解説していきます!
※この記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
マイルって何?
マイルとは、航空会社が提供するポイントのことです。
例えばスーパーなどで買い物をしとき、ポイントカードにポイントをつけてもらうことありますよね。それの飛行機バージョンだと思ってください。
航空会社が利用者につけるポイントのことをマイルと言います。
マイルの価値
貯まったマイルは、航空券の購入や買い物に利用することができます。
しかしマイルの価値は時期や使い道によって変わってきます。
もしあなたが羽田空港から新千歳空港へANAの飛行機を利用するとします。2024年9月に12月3日の航空券を「スーパーバリュー75」というプランで予約します。すると値段は最安値で12,290円です。
この区間をマイルで行くと7,000マイルが必要です。1マイル当たりの価値は12,290÷7,000で約1.75円になります。
ほかにも10,000マイルで沖縄美ら海水族館の年間パスポート大人2人分とショップ・レストランご利用券3,000円分に交換できます。年間パスポートは4,360円なのでこの時の1マイルの価値は(4,360+4,360+3,000)÷10,000で1.17円です。
このようにマイルの価値は、使う時期や使い道によって変わってきます。
カードがなくてもマイルは貯まるの?
結論を言うとANAはできます。ANAはモバイル会員カードがあればマイルを貯められます。
JALもマイレージバンクアプリに会員登録することでデジタル会員証が発行されますが、同時にプラスチックの会員カードも発行されます。
具体例を言うと、皆さんモバイルパスモやモバイルスイカを思い浮かべてください。ANAの場合、モバイルパスモやスイカさえあればマイルを貯めることができます。
しかしモバイルパスモやスイカとともにプラスチックのパスモやスイカが送られてくるのがJALなのです。
このようにANAもJALもマイルを貯めるには会員カードが必要ですが、プラスチックの会員カードがなくてもマイルを貯められるのはANAになります。
クレジットカード機能がなくてもマイルは貯まるの?
貯めることができます。ANAもJALもクレジット機能がない、マイルを貯めたり使ったりできる機能だけのカード、「マイレージクラブカード」があります。
マイレージクラブカードとは、お店で買い物をしたときに使うポイントカードや会員証のようなものです。
実際私もスマホからマイレージアプリをダウンロードして使っていますが、マイルは貯まっています。クレジット機能はついていません。
このことからクレジット機能がなくてもマイルを貯めることができます。
マイルの貯め方
マイルの貯め方には大きく分けて3つあります。
飛行機を利用する
飛行機を利用することでマイルが貯まります。飛行機を乗る区間や予約プランごとにもらえるマイルが決まっています。
買い物をする
ANAマイレージモールやJALモールなどのサイトを経由して商品を買うことでマイルを貯められます。
他社ポイントをマイルに交換する
楽天ポイントやセゾンカードの永久不滅ポイントをマイルに交換することができます。
マイルを貯めるために最初にやること
まずはマイレージクラブに入りましょう。ANA、JALともに入会費や年会費無料で入ることができます。
どうしても入らないといけないの?
そうですね。ANAやJALの会員にならないとマイルは貯めたり使ったりすることができません。
ここで、通販を使うお客さんと通販会社をマンションに見立ててみましょう。お客さんは個人情報をマンションに登録することで部屋が割り当てられます。その部屋が個人ごとの「アカウント」になります。買い物をするごとに各部屋、アカウントにポイントが発生します。また部屋は鍵がかかるので勝手に自分のポイントが使われる心配がありません。
つまり、ポイントという名のお金を保管して守る部屋を用意するために、会員登録をするわけです。
もし、ひと部屋だけに、いろんなお客さんのポイントが貯まっていたら、だれが何ポイント貯めているのか分からず、気が付いたら自分のポイントが使われていたなんてことになります。
このことから、マイレージクラブには必ず入る必要があるのです。
マイルを貯めるメリット
マイルを貯めるとラウンジという、一部の人しか入れない待合室を利用できたり、マイルだけを使って飛行機に乗れたり、会員のステータスが上がって様々なサービスを受けたりすることができます。
マイレージクラブに入会して、これからマイルを貯めていくにはまずどうすればいいのでしょうか。
初めてマイルを貯めるには
まずはポイントサイトにアクセスして簡単な案件を完了させましょう。結果が目に見えることで継続していくことができます。まだクレジットカードを持っていなかったり、新しく作ろうと考えている人は、マイルが貯まりやすいクレジットカードを作ることをお勧めします。
マイルが貯まりやすいクレジットカードを発行して、日々の生活費などの決済に充てれば、普段の生活費からマイルが発生します。私もこの方法でマイルを貯めることができました。
繰り返しになりますが、これからマイルを貯めようとする人は、ポイントサイトでまずは簡単な案件を完了させたり、マイルの貯まりやすいクレジットカードを積極的に使っていくことで無理なくマイル貯金を継続することができます。
効率的にマイルを貯める方法
ANAマイレージモールや他社のポイントをマイルに変換するやり方がおすすめです。普段使いするものをマイレージモールなどを通じて買うことで無理なくマイルを貯めることができます。
私もセゾンのクレジットカードを家賃や公共料金の支払いに使っているため、永久不滅ポイントが羽田と千歳を2往復できるほど貯めることができました。
またANAマイレージモールにはアマゾンや楽天市場もあるので普段の買い物にとても便利です。ただしアマゾンはデバイスとファッションの買い物だけにマイルが付きます。楽天市場は買う品物のジャンルに制限なく、200円の買い物で1マイル貯めることができます。
このような感じで、普段の買い物をマイレージモールや他社ポイントのマイルへの変換に充てることで無理なく効率的に貯めることができます。
飛行機に乗らずにマイルを貯める方法
マイレージモールや他社ポイントの変換のほかに、ちょっとした隙間時間でポイントを貯めることができます。
ポイントをマイルにする
ポイントサイトに会員登録をして、アンケートやゲームでもらったポイントをマイルに交換することができます。たとえばモッピーやポイントインカムなど、貯めたポイントの交換先にANAやJALにマイルがあります。
特にポイントインカムはプライバシー保護をきちんとしていますという証「Pマーク」を取得していて、ポイント交換先も50種類以上あります。ANA、JALのマイルにも交換できますよ!
ふるさと納税で貯める
ANAが運営するふるさと納税を利用すると、寄付額100円につき1マイル貯まります。また住民税や所得税の減税にもつながります。
会社ごとのマイルの違い
ANAもJALも一定のマイルを貯めれば、航空券を予約出来たり、買い物の支払いなどに利用でき、利用できる機能に大きな差はありません。
しかしANAは、スターアライアンスという提携を世界25社の飛行機と結んでいます。提携している航空会社のうちどれを使ってもANAマイルを貯めることができるので、フライトでマイルを貯めやすいのはANAになります。ちなみにJALもワンワールドという提携を12社の世界の飛行機と結んでいます。
フライトでマイルが貯まりやすのはANAですが、国内線を主に利用したり、ショッピングでマイルを貯めたりする方にとって大きな違いはありません。
マイルの有効期限と主な使い方
マイルの有効期限はANA、JALともに最後にマイル獲得した日から3年間で、その間にマイルを新しく取得しても古いマイルの有効期限が延長されることはありません。
例えば2024年9月に300マイル獲得したとします。有効期限は3年後の2027年9月になりますよね。その間、2025年に200マイル獲得したとしても、2024年9月に獲得したマイルの有効期限は変わらずということです。
つまり、一時的に2024年と2025年に獲得したマイルが合算されても、有効期限を迎えると古いマイルのみ消滅するということです。
それではマイルを消滅させないために、どのような使い道があるのでしょうか。
飛行機のアップグレード
正確には、マイルのみでアップグレードさせることはできません。まずはマイルを使って航空券を予約します。この航空券のことを特典航空券と言います。
ANA国内線の場合
マイルを使って予約できる座席は普通席だけです。その後、搭乗2日前の午前0時から20分前になるとプレミアムクラスという座席のアップグレード予約が取れます。またアップグレードには3つの条件があります。
- 予約者全員がマイレージクラブ会員であること
- 予約者全員がアップグレードすること
- アップグレードを希望する便の普通席の航空券を予約・購入済み、かつ当該便のプレミアムクラスに空席があること
JAL国内線の場合
マイルを使って予約できる座席は普通席、クラスJ、ファーストクラスの3種類です。搭乗当日、予約購入した便の出発3時間前からアップグレードの申請ができます。
・国際線は特典航空券をアップグレードさせることはできません
・アップグレードした時の料金はマイルで支払えません
ラウンジを使う(ANA)
ANAの場合、マイルを貯めればラウンジを使うこともできますが、マイレージクラブの「プレミアムメンバー」か、マイレージクラブに入会してからの総飛行距離が200万ライフタイムマイルまで貯めて、ラウンジアクセスカードを手に入れる必要があります。
ライフタイムマイルとは
マイレージクラブに入会して、今日までに乗った飛行機の区間ごとに決められたマイルの合計のことです。
例えば羽田空港と新千歳空港を、今までに20回利用していれば、この区間の基本マイル:510マイル×20でライフタイムマイルは10200になります。
ライフタイムマイルには有効期限はありません。
プレミアムメンバーになるには、飛行機や買い物などでもらえるマイルとは別に、「プレミアムポイント」1年以内に貯める必要があります。
なぜならプレミアムポイントは付与されてから1年で有効期限を迎えて消滅してしまうからです。マイルへの交換もできません。
プレミアムポイントの計算式
搭乗区間の基本マイル×運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイント=プレミアムポイント
運賃倍率、搭乗ポイントは予約購入の運賃で決まり、路線倍率は国内線は一律2倍です。
つまりマイルだけでラウンジを使うにはライフタイムマイルを貯めるか、プレミアムポイントを貯めてプレミアムメンバーになる必要があります。
しかし飛行機をプレミアムクラスで予約するとラウンジを使うことができます。
さらに事前に予約することで1人3000円で下記のANAラウンジを使うこともできます。予約はWebまたは電話で可能です。
- 新千歳空港国内線ANA LOUNGE
- 羽田空港国内線ANA LOUNGE
- 伊丹空港国内線ANA LOUNGE
- 福岡空港国内線ANA LOUNGE
- 那覇空港国内線ANA LOUNGE
・予約受付期間は、航空券購入後~搭乗前日18:00まで
・各空港出発階の「購入・搭乗手続きカウンター」にて料金を支払い、ラウンジ利用クーポンを受け取り、ラウンジ入室時に受付にて
当該クーポンを渡しください(日本円、現金支払いのみ)
買い物
ANAマイレージモールやJALモールなどの買い物に使うことができます。
他社ポイントに変換する
ANAマイルは楽天ポイントやVポイント、nanacoポイントなどに、JALマイルはWAONやPonta、Fami pay、ビックカメラのポイントなどに交換できます。
上級会員になる主なメリット3つ
上級会員になると空港で様々なサービスが受けられます。
ラウンジが利用できる
先ほども触れましたが、お金をかけたり、プレミアムクラスなどを使わなくてもラウンジが利用できるようになります。
空席待ち予約が優先される
希望する便が満席でも、空席待ちの予約を優先してとることができます。
座席のアップグレードが優先される
座席のアップグレードを申し込むと、一般会員よりも優先してアップグレードされます。つまりアップグレードされやすくなります。
マイレージクラブカードは家族で持てるのか
結論、ANA、JALともに家族カードを持つことでマイレージクラブに入ることはできますが、家族全員がカードなしで入ることはできません。
ANAの場合
親会員はクレジット機能が付いた「ANAカード」を持つ必要があり、そのほかの家族も18歳以上なら同じく「ANAカード」を持つ必要があります。
しかし家族会員が18歳未満の場合のみ、クレジット機能がないANAマイレージクラブへの加入で家族会員になることができます。
そして家族全員のマイルを合算して使うには会員カードの作成とANAカードファミリーマイルへの加入が必要です。
JALの場合
親会員はクレジット機能が付いた「JALカード」を持つ必要があります。家族会員も親会員と同じ種類のカードを持つことで家族全員でマイルを貯めることができます。
しかし家族会員が18歳未満の場合のみ、クレジット機能がないJALマイレージバンクへの加入で家族会員になることができます。
またANA同様にJALも家族全員のマイルを合算して使うには、会員カードの作成とJALカード家族プログラムへの加入が必要です。
このように家族カードを持つことで、家族が貯めたマイルを合算して特典との交換に使うことができます。
まとめ
カードなしでマイルを貯めるのはANAのマイレージクラブ会員になることです。マイルは飛行機に乗らなくても、日常の買い物やポイントサイトで簡単に貯められます。
マイレージクラブに登録し、スマートにマイルを貯め始めましょう!
飛行機以外にも新幹線の乗り方についても解説しています。